Thought

開設への想い

私は看護師として従事し約30年になります。その間に関わった様々な患者様や医療関係者が描いていた「こんな場所があったら皆んな助かるのに」との切実な想いを実現するために「ナーシングケアホーム結(ゆひ)」をこのたび開設いたしました。
在宅医療に従事し13年が経ちます。認知症や障害を抱える方、難病疾患や病状末期とされる方等の多様多疾患の療養や生活を支援させていただいてきました。訪問看護・訪問診療に従事するなかで看護師が必要とされる環境は大きく変化し、また支援する看護師自身の活躍の場やケアの在り方を提唱したく「ナーシングケアホーム 結(ゆひ)」を2022年7月に設立しました。

当ホームは24時間365日看護師が常駐し最大7名の利用者様にケアを行っています。

「在宅療養を支える一手に」「困難なことは諦めず選択肢を探す」場として従来の介護施設や有料老人ホームとは違った目的や枠組みで運営しています。

病院退院後すぐの自宅療養では医療的なケアや病状が不安、自宅療養で24時間看護師のケアや観察、医師と密な連絡をを行うことで改善や調整ができ、家族様やケアマネジャー様から医療的ケアが常に必要な方でレスパイトや一時的なご利用を安心して利用できるとご相談いただいています。

提唱

急な症状の増悪、癌などの末期での24時間の観察や医療的な処置が必要とするなか、介護者が高齢で継続的な世話に限界がある場合や、家族自身の就労が継続できなくなるなど、現行の介護医療保険制度の枠のみでは安定した対応が困難となっています。
「結」は病院でも自宅でもないケアホームです。最大療養数7名に対して看護師が24時間常駐し訪問診療医やその他関係者と密な連携を行っています。認知症周辺症状の増悪期や服薬調整で経過を確認したい方、生体モニターを活用し、24時間観察・ケアを実施を必要とされる方に対応をしています。

老々介護や長期療養のため介護者の方が疲弊して介護や食事の世話等が困難となり、必要のない入院や施設入所となるケースが増えています。それは本人も希望しない療養に繋がってしまうことさえあります。介護者に休息の時間と場を必要に応じて提供することで、家族の生活の質(旅行や用事)を維持することができます。

介護保険の申請や見直しが整っていない状態で退院をする方が年々増加しています。自宅に戻り以前との状態が変化した中での生活は介護サービスが介入されてもすぐに整えることは困難です。当ホームでは入院時から病院と連携をとり自宅療養の希望を確認しながら想定されるケアや改善・訓練を実施し帰宅への準備をします。家族と対話し介護サービス関係者や医師と常に連携し可能な選択肢を相談します。

当社の役割は看護・介護に加えて、医師、看護師、多職種が連携して患者の状況に即した療養を支援するシステム作りです。それを通してご自宅での生活を可能とするものです。「入院」か「施設入所」かという単純な選択からの脱却です。必要に応じて長期療養の場としても機能する場となります。「私たちと共に生きる」として温かな場を提供できるよう心がけています。

「生き切る自由」を広げる役割を果たしたい。人生を絶望で諦めるのではなく日常を楽しむという希望をいつまでも持っていて欲しい”、そんな想いで設立したのが「ナーシングホーム結」です。在宅看護の限界点に私たちの機能が加わることで、柔軟な対応を実現させることが私たちの使命です。「結」は「糸=ネットワーク」と「吉=幸せ」を合わせた文字です。私たちが地域の一員となることで、少しでも皆様の幸せな生活が取り戻せることを願っています。

ナーシングホーム結
代表取締役 道祖尾綾乃(さいのお あやの)